
今2025年夏、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーは、J1の川崎フロンターレに所属するDF高井幸大を獲得すると様々なメディアで報じられており、契約の進展が気になるところだ。
そうした中で、トッテナムはブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハに所属する日本代表DF板倉滉の獲得にも関心を示しているようだ。
UKメディアの『To the Lane and Back』は、トッテナムが28歳の板倉に対し過去18か月間コンタクトをとり続けていたと報じており、同国メディアの『Givemesport』の情報の引用として今夏の移籍市場で獲得可能であるとの通知を受け取ったとしている。
同記事では、板倉がトッテナムの新指揮官に就任したトーマス・フランク監督体制の守備戦術にフィットする存在と論じられている。4バックにも3バックにも対応可能で、DFペドロ・ポロの背後をカバーしつつ、ビルドアップの起点となれる右センターバック、あるいは守備的MFとしても起用でき、布陣変更にも柔軟に対応できる点を評価している。
また、板倉が守備時にスペースの読みとインターセプト能力に長けていること、ボールキープ時には対角線や縦方向への高精度のパスで攻撃の起点となれる点も同時に評価されている。
一方で同記事内では、板倉がポジショニングを重視するタイプであり、相手との接触プレーではフィジカルで圧倒するタイプではないため、フィジカルコンタクトの強いプレミアの空中戦ではやや分が悪くなる場面も想定されるとしている。さらに、試合展開が速くなる場面では判断と対応の速さを試されるとし、近年の筋肉系の負傷歴もチームのリスクになる可能性があると見ている。