元北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士氏がYouTube「熱スギヤch」に出演。幼少期に憧れていた千葉ロッテマリーンズの選手を語った。
■松陰寺がマリーンズのベストナインを選ぶ
マリーンズファンのお笑いコンビ・ぺこぱの松陰寺太勇が出演し、個人的ベストナインを選んだ今回の動画。
松陰寺は1番から順番に、オーダーを発表する。4番サードに選んだのは、ロッテ一筋で17年間プレーし、現在は社会人野球のオールフロンティア野球部の監督を務める「Mr.マリーンズ」の初芝清氏だった。
■小坂氏の話題に
9番ショートで選んだのが、小坂誠氏。理由について松陰寺は「1番上手いと思わない? ショートで」と指摘。
現役時代おもに二遊間を守っていた杉谷氏は「子供のときに、小坂さんみたいになりたいなと思ってずっとプレーを見てました」と憧れていたことを告白。松陰寺も「歴代ナンバーワンショートで誰が上手いか、守備力だけでとなると、やっぱり名前が出てくるよね」とコメントする。
小坂氏の守備力を杉谷氏は「守備範囲もそうですし、打球への反応、足の運び。とにかく足が速かったです」と語る。松陰寺が「松井稼頭央と争って盗塁王をとってるもんね。とにかくファインプレーに見せない」と指摘すると「そうなんですよ」と同調した。
■対戦時のエピソードも
杉谷氏はさらに「僕もファームのときだったんですけど、センター前ヒットだと思ったら、小坂さんに何回もダイビングキャッチして、『うわ、そこ届くの』と思いましたね。打って絶対センター前だと思ったら、小坂さんが飛びついて」と振り返る。
続けて「僕は抜けたと思ったんですけど、ダイビングキャッチをして捕っているのを見て。『これが小坂ゾーンか』と思いましたね。当時イーグルスで、ちょっと衰えてもそれだったので、全盛期どんなんだよって、後ろでみんな言ってました、小坂さんいくつって」と笑っていた。
■歴代ナンバーワンの声も
小坂氏はJR東日本東北から1996年のドラフト5位で入団。1年目から高い守備力と俊足でレギュラーを掴むと、56盗塁を記録。これは新人最多で、現在も破られていない。その後、5年連続30盗塁以上を記録し、盗塁王を2回獲得した。
ヒットになりそうな打球に追いつきアウトにする広い守備範囲は「小坂ゾーン」と呼ばれることに。サードを守り、小坂氏に全幅の信頼を寄せる初芝氏とのコンビは、マリンスタジアムの名物ともなっていた。
動画サイトなどで現役時代のプレーが特集されていることもあり、当時はもちろん、現代の野球ファンも「歴代ナンバーワンのショートは小坂」と語る人が多い。