
プレミアリーグ昇格を目指すイングランド2部EFLチャンピオンシップのバーミンガム・シティは、今2025年夏の移籍市場で即戦力の補強を模索している。様々な報道により、注目を集めているのはリーグ・アンのスタッド・レンヌに所属する日本代表FW古橋亨梧と伝えられていた。しかし、古橋はレンヌでの出場機会に恵まれていないものの、クラブへ残留の意思を示しており、バーミンガムにとって現実的なターゲットとは言い難い状況なようだ。
そうした中で、バーミンガムへの移籍が噂されているのが、ブンデスリーガのホルシュタイン・キールに所属する日本代表FW町野修斗だ。UKメディアの『EFL Analysis』は、バーミンガムが獲得に全力を注ぐべき存在として町野を紹介し、同選手が2024/25シーズンにドイツ2部ながら全コンペティションで12ゴール(リーグ戦11ゴール、カップ戦1ゴール)を記録し、クラブの1部昇格に大きく貢献したと評価している。
同メディアは25歳の町野は左ウイングでもプレー可能な柔軟性を備え、決定率22%、予想得点を4.57上回るなど、ゴール前での鋭さが数字に表れていることを紹介している。
ブンデスリーガ公式サイトも町野の活躍を「驚異的」と評しており、その実力は数字と評価の双方で裏付けられている。さらに同サイトでは、キールのマルセル・ラップ監督も「修斗は左右両足とヘディングでフィニッシュでき、ゴール前での本能とチームプレーの姿勢を兼ね備えている」と紹介している。
MF岩田智輝がすでに所属しているバーミンガムにとって、町野は次なる成果をもたらす存在となる可能性として獲得が期待されているようだ。