チアゴ・サンタナ 写真:Getty Images

 浦和レッズは6月26日に行われたFIFAクラブワールドカップ・グループステージ第3節のモンテレイ戦で0-4と完敗。大舞台で3戦全敗という結果に終わったが、FWチアゴ・サンタナやFW二田理央のとある振る舞いに注目が集まっている。

 リーベル・プレート戦、インテル戦につづき、モンテレイ戦でも後半途中からピッチに立ったサンタナ。3点ビハインドの中、後半45分間のプレーでシュート1本、枠内シュートなしとゴール前で仕事をさせてもらえず、7度のボールロストと結果を残せなかった。二田は81分からプレーしたが、シュートゼロ、5度のボールロストと、サンタナと同じく強豪クラブ相手に存在感を発揮できなかった。

 試合終了直後、サンタナは元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスのもとへ向かい、ユニフォームの交換を要望。同じく途中出場の二田がピッチに倒れ込んだほか、一部のチームメイトもピッチでうなだれていた。

 ネット上では、このサンタナと他の浦和所属選手の振る舞いが対照的だと話題に。二田をはじめ一部選手に対して労いのメッセージが寄せられる一方、ユニフォーム交換を求めるブラジル人ストライカーへの厳しい声が噴出。中には、同選手の浦和退団を求める意見も上がるなど、不快感をあらわにするサポーターが一定数存在している。

 サンタナは2025シーズンのJ1リーグ戦で開幕から9試合スタメン出場し3ゴールも、グロインペイン症候群の発症により4月中旬から約6週間にわたり戦線離脱。5月28日のJ1第22節セレッソ大阪戦で復帰している。モンテレイ戦での敗北を受けて悔しさを感じている可能性は考えられるが、7月以降に行われるJリーグ公式戦での巻き返しが求められそうだ。