
ベルギー人DFヤン・ファンデンベルフは先日、オランダ1部NACブレダからジュビロ磐田へ完全移籍。Jリーグ挑戦に当たっての思いを語ったほか、自身の家庭の事情にも言及している。
オランダ『Het Laatste Nieuws』で6月23日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手は磐田移籍を決断した背景について「もちろん年俸が高いことも移籍の理由」と前置きした上で、「だけど、何より日本は美しい場所だ。(日本の)自然は素晴らしい。人生経験という点で良いものになるはずだ。忘れられた片隅にひっそりとたたずむのではなく、文化的に豊かな経験を望んでいたんだよ」とコメントしている。
2025年1月19日に行われたNACブレダ対トゥウェンテでフル出場した後、磐田の幹部から「君のパフォーマンスに感銘を受けた」などと声を掛けられたことも明かしているファンデンベルフ。「あの時、Jリーグに詳しいわけではなかったけど、FIFAのゲームで磐田のことは知っていたよ」と述べると、「過去の実績からビッグクラブであることは知っている。昨シーズンは苦戦したけど、基本的にはJ1で戦っている。今の目標は、できるだけ早くJ1へ昇格することだ」と新天地への印象や意気込みも語っている。
くわえて同選手は「妻は幼稚園の先生で、仕事を辞めて僕と一緒に来るんだ。かなり大変なことだけど、彼女には本当に感謝している」とコメント。単身ではなく、家族で日本へ移住することも明かした。
6月上旬に米メディア『ESPN』で掲載されたインタビュー記事でも、「サウジアラビアや中国よりも日本の方が良い選択肢」「日本は常に(行き先の)上位候補だった」と、日本への特別な想いを語っていただけに、磐田サポーターをはじめ日本のサッカーファンから絶大な支持を得るはずだ。