高井幸大 写真:Getty Images

 日本代表のMF田中碧が所属するプレミアリーグのリーズ・ユナイテッドは、今2025年夏の移籍市場で新戦力の補強を加速させている。セリエAのウディネーゼからDFヤカ・ビヨルを獲得した直後、新たに獲得候補として浮上しているのが、トッテナム・ホットスパーに所属するウェールズ代表DFベン・デイビスだ。これまで複数回にわたり関心が報じられてきたが、クラブとの契約延長により実現は難しいと見られていた。

 しかし、ロンドンを拠点とする『Football London』のアラスデア・ゴールド記者は、トッテナムが今夏にJ1の川崎フロンターレから日本代表DF高井幸大を獲得することが決まれば、デイビスの放出につながる可能性があると示唆している。

 この補強が実現すれば、トッテナムは左サイドのセンターバックまたは左サイドバックとして高井をオプションに加えることで、デイビスの序列が相対的に下がり、同選手の移籍が柔軟になると考えている。

 ゴールド記者は6月25日にポッドキャスト『Gold & Guest Talk Tottenham』にて「デイビスに注目してきたクラブの中には、リーズの名前も挙がっている。もし、高井がトッテナムに移籍した場合には、トッテナムとしてもオファー次第ではデイビスを放出しやすい状況になるかもしれない」と語っている。

 リーズは、左サイドバックおよび左センターバックの補強が急務となっている。リーズにとって、ウェールズ代表戦経験も豊富なデイビスの獲得は左サイドの守備問題を一挙に解決する選択肢となり得る。