ニック・ウォルトメイド 写真:Getty Images

 カルロ・アンチェロッティ前監督が退任したレアル・マドリード(スペイン1部)は後任としてクラブOBであるシャビ・アロンソ氏が新監督に就任。現在はクラブ・ワールドカップに参戦しており、23日のパチューカ(メキシコ1部)戦では新体制で初白星を飾った。

 今夏にスペイン代表DFディーン・ハイセンとイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド、アルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノをすでに補強しているマドリードは、まだチーム内に課題があることを理解しているようだ。

 スペイン『マルカ』によれば、クラブワールドカップ後にストライカーの補強を目指すというマドリードは、シュトゥットガルト(ドイツ1部)でプレーするドイツ代表FWニック・ウォルトメイド(23)の獲得に興味を持っているという。同クラブは将来有望なストライカーになることを確信しているようだ。

 下部組織から育ったブレーメンでプロキャリアをスタートさせたウォルトメイドは、昨夏にシュトゥットガルトへフリーで加入。身長198cmながら卓越した足元のボールコントロールを武器に今季のブンデスリーガ28試合で12ゴール2アシストと大ブレイクを果たした。

 U-21欧州選手権では4試合で6ゴール3アシストの数字を残した同選手にはチェルシー(イングランド1部)やバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)からの関心が浮上していることもあり、シュトゥットガルトは慰留が難しいことを理解している様相。市場価値は3000万ユーロ(約50億7,000万円)と見積もられているなかで、今夏にステップアップすることはあるのだろうか。