横田大祐 写真:Getty Images

 川崎フロンターレの下部組織出身であるMF横田大祐は、2024/25シーズン限りでドイツ2部カイザースラウテルンを期限付き移籍期間満了により退団。ベルギー1部KAAヘントからブンデスリーガ所属ザンクトパウリへ移籍の可能性が取りざたされているが、数年前は薄給でプロ生活を送っていたという。

 現在25歳の横田は、川崎の下部組織でFW宮代大聖やFW山田新らと同期。高校3年時に退団した後は、ドイツ5部FSVフランクフルトやカール・ツァイス・イェナの下部組織に在籍。2021年から2年間ラトビア1部ヴァルミエラFCでプレーしたほか、2023年2月から2024年1月までポーランド1部グールニク・ザブジェに所属していた。

 ラトビア、ポーランド、ベルギー、ドイツとステップアップしている横田は先日、サッカー系YouTuber『LISEM(リゼム)』の対談番組に出演。プロで給料が支払われ始めた時期を訊かれると、「ドイツの2年目(ドイツ5部所属時)で200ユーロ。(1カ月で)当時は3万円」と、今とは比べ物にならないほど安価だった時代を振り返っている。

 また、ヴァルミエラFC在籍時については「1カ月で15~20万円。ラトビアの物価は低い。家とか食事は出ていたので、(給料は)全部自分に入ってくる」とコメント。家賃や食費等がクラブ負担だったこともあり、サッカー1本で生活可能だったという。

 そしてザブジェ加入で年俸が一気に上がったのでは、という質問には「まだだったけど…(急にドンって)なったけど、全然予想できる範囲」と回答。金額やヴァルミエラFCからの上り幅には言及しなかった。

 元ヴィッセル神戸所属FWルーカス・ポドルスキからの直電により、ザブジェ移籍が実現したことも明かした横田。元チームメイトに対して「頭が上がらない」などと、感謝の言葉も述べている。2025年夏にブンデスリーガへ挑戦するとなれば、ザブジェやヘント時代より更に年俸がアップする可能性も考えられる。