「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」創設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が公式Xにて、今はなくなってしまった「夏の遊び場」に言及。ユーザーの反響を呼んだ。

■「泳げない子」増加

ひろゆき氏は、現在の小学校の高学年の子供たちには25メートルを泳げない子も多く、泳げる子と泳げない子が二極化しているというニュース記事に反応。

記事では、泳げる子が減った原因として、コロナ禍で水泳の授業を受けられなかったことや、温暖化の影響で熱中症リスクが高まり、水泳の授業が中止される日が増えていること、プール授業への参加を嫌がる子が増えたことなどが挙げられている。

■「今は、全部無くなった」

ひろゆき氏はこの記事を引用すると、「昭和の小学生だったおいらは、近所に2つ市民プールがあって、夏休みは友達と行ってた」と思い出をつづる。

続けて、「中学生になると、東京マリンというデカい滑り台のあるプールや豊島園のプールに遊びに行ってた」と振り返り、「今は、全部無くなった。泳ぐ機会がない」と、今の子供たちに、遊びで泳ぎに行ける環境が少ないことを指摘している。

■懐かしの光景

「東京マリン」は、1972年から2001年まで東京都足立区に存在したレジャープール。1978年には24万人以上の入場者を記録し、80年代には苦境に立たされたものの、ウォータースライダーなどの導入で90年には入場者数が回復。しかしその後再び入場者数が減少。2000年に運営会社が倒産し、2001年に閉鎖された。

一方、2020年に閉園した遊園地「としまえん」には、1929年(昭和4年)からプールが開業。世界初の流れるプールや、国内最大級のウォータースライダーが人気を博した。遊園地の閉園後もプールを残してほしいとの署名活動も行われたが、その後、プールも解体された。

■「減ってしまった」「これも時代かと」

ひろゆき氏の投稿に、ユーザーからは「確かに市民プールは減ってしまった」「としまえんプール良すぎた。無くなってしまったのちょっと悲しい」「懐かしい~東京マリン(笑)」といった声が。

また、「プールでビート板をサーフィンみたいにして遊んで、帰り道露店のわらび餅食べてたあの夏、あのときの幸福感を超える体験ってほとんどない」「昭和の私も同じく。毎日市民プール。帰りのアイスキャンデーがとても美味しかった」「私も昭和の小学生なので夏休みは友達と自転車でプール! 終わったら食べるアイスが楽しみでした!」と懐かしむ人も。

「暑いのにプール入れない、学校ですらプール入れないから、水泳習えない子は泳ぐ場所なく、私たちの時からは考えられないぐらい水怖いって言う子多いです」「泳ぐ機会がないことは残念だけどこれも時代かと」「泳ぎたいなーって思ってもまじないんよね…」といった指摘も見受けられた。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ