ジュビロ磐田 写真:Getty Images

 ジュビロ磐田はすでにオランダ1部NACブレダからベルギー人DFヤン・ファン・デン・ベルフを獲得しているが、イスラエル人DFハッサン・ヒルを放出することが決定的だという。

 2025シーズンのJ2リーグ戦で一度もピッチに立っていないヒルの去就を巡っては、イスラエル『Sport5』が5月末に同国1部マッカビ・ブネイ・サフニンFC移籍に向けて交渉が進んでいる可能性を報道。ただマッカビ・ブネイ・レイナFCからの関心もあわせて伝えただけに、争奪戦に発展する可能性も考えられた。

 そんななか、イスラエル『One』は6月25日に「サフニンは磐田からヒルを期限付き移籍で獲得することで合意」とリポート。レンタル料や買い取りオプションの有無等には触れていないものの、母国復帰がほぼ確実だという。

 また、サフニンはヒルにくわえて、レイナからDFカルロ・ブルシッチを獲得した模様。ブルシッチはかつて2019年2月から約半年間サガン鳥栖でプレーしていたが、Jリーグでのプレー経験がある2選手がディフェンスラインでコンビを組むことも考えられる。

 現在25歳のヒルは、2019年にサフニンでトップチーム昇格を果たすと、レイナFCへの期限付き移籍期間(2021/22シーズン)を除き、2024年夏までサフニンでプレー。同クラブから磐田への完全移籍が正式決定する直前には、『One』が「年俸35万ユーロ(約6000万円)の3年契約、移籍金は41万5000ユーロ(約7200万円)」と伝えていた。複数年契約を結ぶなど、磐田から期待を寄せられていたが、来日1年目はJ2リーグ戦9試合の出場。今季はここまで出番なしと厳しい立場に置かれていた。