サミュエル・グスタフソン 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属のスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンには、日本時間6月26日に行われるFIFAクラブワールドカップ・グループステージ第3節のモンテレイ戦を前に、移籍の可能性が報じられている。

 グスタフソンの去就を巡っては、以前から母国復帰の可能性が取りざたされているが、スウェーデン紙『エクスプレッセン』は6月9日に「ハンマルビーIFがグスタフソンを獲得候補にリストアップ」と報道。ただ一方で、「グスタフソンと浦和は高額契約を結んでいる。現時点では、ハンマルビーIF移籍が実現する可能性は低い」とも伝えていた。

 また、現地メディア『Sportbladet』が25日に伝えたところによると、古巣のBKヘッケンが同選手の再獲得に興味。「この夏に母国復帰の可能性がある。ヘッケンはグスタフソンに接触している」と綴られているが、実現の可能性については「浦和が彼を放出する準備ができているかどうか、本人が古巣復帰を望んでいるかどうかにかかっている」とのこと。浦和とスウェーデン代表MFの契約期間は2026年まで残っているという。

 一方で本人はスウェーデンメディア『fotbolldirekt』のインタビューに応じた際、母国復帰の噂について訊かれると、「今はここアメリカでクラブW杯を戦っている最中だ。だから今は大会に集中したい」と言及を避けている。

 2025シーズンもJ1リーグ戦15試合の出場で2ゴール1アシストを挙げるなど、中盤の主力選手として活躍しているグスタフソン。すでにサポーターから絶大な支持を得ているが、ポーランド代表指揮官の就任を拒否したマチェイ・スコルジャ監督と同じく、浦和の一員であり続けることが期待されている。