ビクトル・ギェケレシュ 写真:Getty Images

 今2025年夏の移籍市場で、アーセナルは新たなセンターフォワードの獲得を最優先事項としている。補強候補には、ポルトガル1部のスポルティングCPに所属するスウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュと、ブンデスリーガのRBライプツィヒのスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコの名が挙がっていた。

 UKメディア『football.london』によると、アーセナルは一時、シェシュコとの口頭合意に達したと噂されていたが、給与要求の高騰や個人条件をめぐる交渉の難航により、撤退の可能性があるとのことだ。

 一方で、ギェケレシュについても、移籍金を巡って問題があり、スポルティングの会長が割引価格での移籍報道を否定したほか、ギェケレシュ本人がスポルディングに対して今後プレーしない意向を伝えたとも報じている。

 そうした中、移籍情報に詳しいイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏がギェケレシュについて「彼はアーセナルの選手になる」と断言した。同メディアの記事内でディ・マルツィオ氏がドイツメディア『wettfreunde』のインタビューに語ったことを引用した。

 「アーセナルはを当初からギェケレシュを最優先ターゲットとしていた。セリエAのユべントスなど他クラブも関心を示したが、彼はアーセナル移籍を望んでおり、移籍は実現するだろう」

 ギェケレシュは2023/24シーズンに全公式戦で43ゴール、2024/25シーズンには54ゴールを記録しており、契約解除金は8,500万ポンド(約167億8,163万億円)とされている。