梅雨に台風、ゲリラ豪雨が混然となって襲いかかるこの時期。天気予報の確認と、雨具の携帯は必須である。

現在X上では、とある公園にポツンと置かれた傘に対し、称賛の声が多数寄せられているのをご存知だろうか。

■公園に落ちたビニール傘、その正体は…

今回注目したいのは、『京扇子 大西常商店』四代目・大西里枝さんが投稿したポスト。

「鴨川沿いのちいさな公園の地域猫。愛されてんね、君」と綴られた投稿には、開いた状態で公園内に置かれた1本のビニール傘の写真が添えられている。

ビニール傘の中をよく見ると…そこには地面に丸まり、雨風をしのぐ猫の姿が確認できたのだった。

■「愛されてるのがよく分かる」

なんとも微笑ましい光景は瞬く間に話題となり、件のポストは投稿から数日足らずで6,000件以上ものリポストを記録。

Xユーザーからは「この世知辛い時代に、愛があふれる!」「猫ちゃんのためなら自分が濡れるのも厭わない…優しい方がいらっしゃるんですね」「地域住民に愛されているのがよく分かる」など、称賛の声が多数寄せられていた。

■発見者は「普段からよく見る地域猫」

発見時は小雨が降っていたそうで、ポスト投稿主・大西さんは「日々のランニングで通る公園で見かけました。普段からよく見かける地域猫です。さも当然かのように傘の中に入っていて、かわいらしい様子でした」と、当時の状況を振り返る。

やはり地域で愛されている猫のようで、「数軒のお家の方々が面倒をみられているようです。観光客の多い場所でもあるので、観光客の皆さんと遊んでいる姿も見かけています」とも語っていた。

京都市内では6月21日から29日にかけて、イベント「KIMONO SHOW 2025 KYOTO」を実施中。大西さんの『京扇子 大西常商店』でも商品を製作しており、店頭でも閲覧できる。気になった人は京都の散歩がてら、立ち寄ってみてはいかがだろう。

■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ