
日本代表MF伊東純也、DF関根大輝、FW中村敬斗ら擁するスタッド・ランスは、2部降格に伴い複数選手の退団が決定的に。現地メディアが中村ら一部選手の去就を報じているが、ここに来てリーグアン残留の可能性が浮上している。
フランス『トップメルカート』は24日、ランス所属選手の去就を特集。2023年夏、アンジェから完全移籍により獲得したFWアミン・サラマが結果を残せず、2025年1月にトリノへ期限付き移籍したが、「トリノは400万ユーロ(約6億7,700万円)の買取オプションを行使する意思を示していない」などと、復帰の可能性を伝えている。
また、同メディアはサラマを完全移籍により放出する見込みが立っていないことを踏まえた上で、「ランスは2025年夏、中村とイェヴァン・ディウフを含む5選手を失う」とリポート。2024/25シーズンのリーグアンで11ゴールを挙げた中村の移籍が濃厚とみられる一方、伊東や関根の去就には触れなかった。
そんななか、フランスサッカー経営管理総局(DNCG)は24日、オリンピック・リヨンへ2部降格処分を科したと公式発表。リヨンは以前から巨額の負債を抱えていることで補強禁止処分等を科されていたが、財務状況に改善が見られなかったことが今回の処分に繋がったという。またフランス『RMC』によると、リヨンは近日中にも控訴する予定だという。
リヨン降格が正式決定した場合、リーグアン16位で2部入れ替え戦に臨んだランスに残留の可能性も。残留となれば、日本人選手3名の去就にも影響が出ることは必至。移籍の可能性から一転して、ランス残留に落ち着く可能性も考えられる。