
日本代表FW町野修斗は所属先のホルシュタイン・キールが2部へ降格したことにより、2025年夏の移籍が決定的。DF板倉滉所属のボルシアMGへ加入する可能性が取りざたされていたが、ここに来てイングランド2部バーミンガム・シティ移籍の可能性が浮上している。
イギリスの移籍市場に精通しているジャーナリストのニール・モクスリー氏が6月24日に伝えたところによると、バーミンガムが町野の「意外な移籍先候補」に挙がっている模様。これによると、同選手にはボルシアMG、ブレントフォード、ウルバーハンプトン・ワンダラーズなど複数クラブが関心を寄せているが、同氏は「ボルシアMGがすでにメディカルチェックの日程について協議していると報じられる一方、プレミアリーグ所属クラブも水面下で獲得に動いている」とリポート。移籍金は350万ユーロ(約5億8,800万円)と見込んでいる。
MF岩田智輝ら擁するバーミンガムは、2025年夏の移籍ウィンドウでMF藤本寛也(ジル・ヴィセンテ退団)や日本代表FW古橋亨梧(スタッド・レンヌ)を獲得する可能性も報じられている。ただ、町野を獲得するとなれば、古橋の獲得を見送る可能性も考えられる。
現在25歳の町野は、横浜F・マリノス、ギラヴァンツ北九州、湘南ベルマーレを経て、2023年夏に湘南からキールへ完全移籍。2024/25シーズンのブンデスリーガ31試合の出場で11ゴール2アシストを挙げるなど実績を積み重ね、2025年3月にFIFAワールドカップ・カタール大会以来となる日本代表復帰を果たした。
町野がドイツ国外クラブへ完全移籍するとなれば、古巣の湘南、北九州、横浜FMに連帯貢献金が支払われる。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、移籍金が350万ユーロである場合、各クラブが受け取る連帯貢献金は、湘南が4万ユーロ(約680万円)、北九州が4万ユーロ、横浜FMが2万ユーロ(約340万円)だという。