そして、こうした一連の騒動の渦中にありながらも、Cluelyは2025年6月21日、1,500万ドル(約22億円)の資金調達を成功させたと報告。

ある投資家は、Cluelyの推定企業評価額は1億2,000万ドル(約175億円)になったと考えています。

Cluelyは、自らのサービスを単なる「カンニングの支援」ではなく、「AIによる能力の底上げ」として位置づけています。

公開されているマニフェストでは、かつて電卓やスペルチェック、Google検索が「不正」と見なされていたことを引き合いに出し、「AIは新しい常識になる」と主張しています。

彼らはこうも言っています。

私たちは世界の仕組みを再定義します。

AIモデルが数秒で実行できるのに、なぜ暗記したり、コードを書いたり、調査したりするのでしょうか?

そして「皆がズルをすると、誰もズルをしなくなる」とも続けています。

果たしてこの主張は、現代社会に受け入れられるのでしょうか?

それとも倫理的問題として糾弾されるべきなのでしょうか?

「AIが私たちに力を与えるのか、それとも道を踏み外させるのか」

この問いの答えは、そう遠くないうちに明らかになるはずです。

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参考文献

Columbia student suspended over interview cheating tool raises $5.3M to ‘cheat on everything’
https://techcrunch.com/2025/04/21/columbia-student-suspended-over-interview-cheating-tool-raises-5-3m-to-cheat-on-everything/