オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 浦和レッズ在籍歴のある元ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、2025年6月末にローマからエンポリへの期限付き移籍期間が満了。去就不透明とみられるなか、他クラブへの移籍に向かっているという。

 現在26歳のソルバッケンは2024年1月、ローマから浦和へ期限付き移籍も怪我により開幕から出遅れ。5月22日のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対V・ファーレン長崎)までデビューがずれ込むと、その後はJ1リーグ5試合の出場でノーゴールという結果に終わり、同年6月で期限付き移籍期間満了により浦和を退団している。

 浦和を離れた後は、ローマでも構想外扱いを受け、8月14日にエンポリへ1年レンタルにより加入。セリエA開幕から12月はじめまで、リーグ戦ほぼ全試合でピッチに立っていた。しかし12月8日のリーグ戦で負傷すると、その後は3か月にわたり戦線離脱。復帰後はほぼ全試合で途中出場。一度もゴールネットを揺らすことなく、エンポリを去った。

 再び去就不透明となったソルバッケンだが、ノルウェー『TV2』は6月23日に同国1部ローゼンボリBKが同選手の獲得に興味を示しているとのこと。「ローゼンボリはソルバッケンの期限付き移籍で、ローマと交渉中」「ソルバッケン本人も移籍を熱望」と伝えているが、正式オファーの有無には触れていない。

 キャスパー・ユンカー(現名古屋グランパス)の古巣であるノルウェー1部FKボデ/グリムトからローマへ移籍した2023年1月以降、怪我もあり本来のパフォーマンスを発揮できていないソルバッケン。母国復帰で再起を図るのか、同選手の去就に注目が集まりそうだ。