
川崎フロンターレ所属の日本代表DF高井幸大は、トッテナム・ホットスパーへの移籍が決定的と報じられている。その一方で、RB大宮アルディージャ所属のU20日本代表DF市原吏音も高井と同じく欧州移籍の可能性がある逸材として、海外から熱視線を浴びている。
現在19歳の市原は、大宮の下部組織出身。2020年以降コンスタントに年代別代表に招集されるなど頭角を現すと、2種登録選手時代の2023年7月12日に行われた天皇杯3回戦(対セレッソ大阪)で、クラブ史上最年少となる18歳と5日でトップチームデビュー。プロ1年目の2024シーズンはJ3リーグ31試合の出場で4ゴールを挙げ、クラブのJ2昇格に大きく貢献している。
2025シーズンも主力センターバックとして活躍している市原だが、U20日本代表の一員として第51回モーリスリベロトーナメントに参戦するなど、国際舞台でも存在感を発揮。モーリスリベロトーナメントでは毎年欧州のスカウト陣が視察に訪れているだけに、日本代表のタレントも目を付けられている可能性は考えられる。
ロサンゼルスオリンピック世代を代表する有望株として注目を集めている市原には、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているジェラルド氏も関心を寄せているようだ。
同氏は6月23日、Xで「J2から海外移籍の可能性がある選手」のひとりとして、市原を紹介。「彼は高井と同じく(現代の日本サッカーの)ディフェンダーで最強のタレントのひとりとして評価されている」と綴った上で、「彼が1を飛び越えてヨーロッパへ移籍する可能性は十分ある」と綴っている。同年代の高井に匹敵するほどのポテンシャルを秘めた逸材として、将来的な海外移籍が期待されているようだ。