
プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーがJ1の川崎フロンターレに所属する日本代表DF高井幸大の獲得に合意したと報じられている。
トッテナムの新指揮官に就任したトーマス・フランク監督新体制における2人目の補強とされ、移籍金は500万ポンド(約10億円)に達する見込みのようだ。
UKメディア『football.london』の6月23日の報道によると、高井は今2025シーズン途中で川崎を離れ、約2週間後に始まるプレシーズン合宿からトッテナムに合流する予定。来2025/26シーズンはトッテナムのトップチームの一員としてプレーする見通しで、トッテナム加入後に他チームへレンタル移籍の予定は現時点でないと伝えられている。
高井は今シーズン、J1リーグで19試合に出場し2ゴールを記録。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)でも9試合に出場している。特に5月1日に行われたACLEでのサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルとの準決勝(3-2)で、アルナスルの強力な攻撃陣FWクリスティアーノ・ロナウドやFWサディオ・マネらとの対戦で評価を高めた。また、4月に行われたJ1の横浜F・マリノス戦(3-3)ではキャプテンを務めており、着実に積み重ねている実績が高く評価されたようだ。
現在20歳の高井は、センターバックの右側・左側のどちらでもプレー可能で、トッテナムのスカウトチームが将来性を高く評価しており、若手の即戦力候補として移籍が承認されたという。
日本代表としては4キャップを獲得しており、川崎で通算78試合出場、パリ五輪出場経験も持つ。2024年には川崎のスーパー杯制覇に貢献し、Jリーグ最優秀若手選手にも選出された。背番号2を好むが、トッテナムでも同番号は空いているという。