
浦和レッズ下部組織出身の日本代表DF橋岡大樹は、イングランド3部降格のルートン・タウンからチェコ1部SKスラヴィア・プラハへの移籍が決定的に。スラヴィア・プラハはベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)時代から同選手の獲得を狙っていたという。
橋岡の去就を巡っては、チェコ『iSport』が6月17日にスラヴィア・プラハからの関心を報道。ルートンとの契約を2026年6月まで残している同選手の現状について「2024/25シーズン終了後に代理人を変更した」「5月にプラハで個人面談を行っている」と伝えていた。
すると、同メディアは23日に「スラヴィア・プラハは今週中にも橋岡を獲得する見込み」「6月30日のプレシーズントレーニングから参加する」とリポート。チェコ強豪クラブへの移籍がほぼ確実になったというが、記事では「橋岡は怪我とルートン指揮官からの不信感により、立場が悪化した」と綴られている。また、スラヴィア・プラハのスカウト陣が2022年から同選手の動向を注視していたことも明らかになったという。
現在26歳の橋岡は、浦和やベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)時代、サイドバックやウイングバックの主力選手として活躍。VfLボーフムをはじめ複数クラブからの関心が取りざたされるなか、2024年1月31日にルートンへ完全移籍。加入1年目はプレミアリーグ10試合でプレーしたものの、チームは2部へ降格。2024/25シーズンは2部リーグ戦で17試合の出場にとどまった。
『iSport』は橋岡の移籍金を報じていないが、完全移籍となれば古巣の浦和に連帯貢献金が支払われる。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、浦和は移籍金の4%を連帯貢献金として手に入れるという。
なお、スラヴィア・プラハは2024/25シーズンのチェコ1部リーグを優勝。2025/26シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得している。FIFAワールドカップ北中米大会での日本代表入りを目指している橋岡には、欧州最高峰の舞台で結果を残すことが求められそうだ。