
今季はブンデスリーガのマイスターシャーレを2年ぶりに奪還したバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)は、来季に向けて左ウイングの補強を標榜。しかし、メインターゲットに設定していたアスレティック・ビルバオ(スペイン1部)のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズはバルセロナ(スペイン)1部への移籍を望んでいるとされている。
ドイツ『キッカー』によれば、ドイツ代表FWレロイ・サネとの契約延長に失敗してフリーでの放出となったバイエルンはバルセロナがニコ獲得に向けた移籍金を工面できない場合に備えて状況を注視しているが、その代替候補の調査も本格化させているようだ。
ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(イングランド1部)に所属する日本代表MF三笘薫の名前も浮上しているなかで、バイエルンはボルシア・ドルトムント(ドイツ1部)のU-21イングランド代表FWジェイミー・ギッテンスをターゲットにしており、選手陣営と接触したという。
2020年にマンチェスター・シティ(イングランド1部)の下部組織からボルシア・ドルトムントに加わったギッテンスは、2022年にトップチームデビュー。今季は左ウイングを主戦場にブンデスリーガ32試合で8ゴール4アシストの数字を残した。
しかし、そのギッテンスにはチェルシー(イングランド1部)も獲得に乗り出しており、バイエルンが争奪戦に本格参戦となれば、移籍金は6000万ユーロ(約100億8,000万円)以上に上昇する可能性もあるとのこと。昨夏は指揮官探しが難航したことからそのデジャブを避けたいと考えているバイエルンだが、どのような動きを見せるのだろうか。