
明治安田J1リーグ第21節の名古屋グランパス対清水エスパルスが6月22日に開催。1-1の引き分けに終わったが、DFマテウス・ブルネッティ(清水)FW山岸祐也(名古屋)による報復行為が話題になっている。
1-1で迎えた89分、名古屋は自陣ペナルティエリアでボールを回収すると、前方にいた山岸に縦パスを供給。山岸はブルネッティを背負う形でボールを収めたが、両選手のコンタクトでファウルがあったとして、主審はホイッスルを吹く。
笛が鳴った直後もブルネッティが相手選手のユニフォームをつかみながらボールを奪おうとしたこともあり、山岸は両手でブルネッティを押し倒す。これを間近で見ていた主審は、両選手に対してイエローカードを提示した。
Xでは、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像からブルネッティと山岸がやり合うシーンのみを切り取った動画が拡散。山岸の両手でブルネッティの胸を押す行為や、倒れた後に顔面を抑えるブルネッティの仕草などを巡り様々な意見が飛んでいる。
また山岸の行為には、清水の秋葉忠宏監督も反応。審判員に対してVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の確認を求めるジェスチャーを見せていたが、最後は両手で親指を立てて納得した表情を見せた。
ファウルをした相手選手に対する報復行為と言えば、鹿島アントラーズ所属FW鈴木優磨の一発退場が記憶に新しい。2024年11月9日に行われたJ1第36節の鹿島対名古屋では、鈴木が左サイドで突破を図ったところ、MF椎橋慧也(名古屋)に止められると、もつれ込む形で転倒。鈴木は立ち上がった直後、椎橋に体当たりをしていた。それだけに、鈴木と山岸の振る舞いが比較されている。