
今夏、ブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンからの主力流出が続いている。6月20日には攻撃の中心選手だったMFフロリアン・ビルツがプレミアリーグのリバプールへの移籍が発表されたばかりだ。そんな中、今度はレバークーゼンの中盤を支えるMFグラニト・ジャカにも移籍の動きがあるという。
イタリアサッカーに精通するUKメディア『Football Italia』が独占情報として、22日に伝えたところによると、現在32歳でキャリア終盤に差しかかっているジャカに対して、セリエAの名門・ミランへの移籍が浮上しているとのことだ。同メディアによるとジャカ本人はこの移籍を「逃せない機会」と捉え、心から望んでいる伝えている。
一方で、レバークーゼンはこの夏すでに人気選手を複数手放しており、ジャカの放出はクラブにとってさらなる戦力ダウンとなることから、売却には慎重な姿勢を示している。
それでもジャカ自身は移籍に向けて心を固めており、意思が揺らぐ様子はないという。ミランは現在、移籍金として要求されている約1500万ユーロ(約25億円)に近づくための交渉を続けている。
ジャカは9月には33歳を迎えるが、2024/25シーズンにレバークーゼンでリーグ戦33試合に出場し衰え知らずの活躍を続けている。ドイツとイングランド(アーセナル/2016-2023)で積み上げた豊富な経験は、ミランの中盤にとって大きな補強となるだろう。
今後、ミランが求められる移籍金を用意できるかどうか、そしてレバークーゼンが最終的にジャカの退団を容認するかが、去就の鍵を握ることになりそうだ。