任期満了に伴う東京都議会議員選挙の投開票が6月22日に行われ、選挙結果が明らかになりつつあります。今年は12年に1度の都議選と参院選が重なる年で、各党とも国政選挙並みの態勢で臨んだ中、都政の行方を左右する重要な選挙と位置付けられていました。

最大の注目点であった都議会第1党の座をめぐっては、自民党と都民ファーストの会が激しく競り合いましたが、最終的には都民ファーストの会が自民党を上回り、第一党の座を奪還する見通しです。

都民ファは小池百合子都知事を特別顧問に持ち、知事の存在感を活かした選挙戦で勢いを維持しました。一方、自民党は裏金問題などの逆風の影響もあり、議席を減らす見通しです。

自民、都民ファ、公明党の知事与党勢力は、今回の選挙でも過半数を維持する結果となり、小池都政への信任が一定程度示された形となりそうです。

小池都知事は21日、自民党候補の事務所を訪れ応援しました。就任以来、自民候補の応援は初めてで、これまで支援してきた都民ファーストや公明党に加え、自民も「小池与党」として位置づける姿勢を鮮明にしていました。