田中達也(浦和レッズ在籍時) 写真:Getty Images

 ガンバ大阪、浦和レッズ、アビスパ福岡などJリーグ複数クラブ在籍歴を持つMF田中達也は、2024/25シーズン限りでタイ1部ラーチャブリーFCを退団。同選手の去就が現地で報じられている。

 現在33歳の田中は、2024/25シーズンのタイ1部リーグ戦30試合中19試合の出場で9ゴール6アシストをマーク。攻撃陣の中心選手として活躍していたが、現地ジャーナリストのジェイ・ウォラパス氏は5月はじめの時点で「両者の契約期間は2025年6月までだが、契約延長の可能性は50%だ」と報道。タイメディア『Think Curve』は5月下旬にラーチャブリーFC退団を報じた上で、「彼は日本へ戻る」と伝えていた。

 Jリーグ復帰や日本での指導者業開始の可能性が取りざたされていたが、『Think Curve』は6月21日に同選手の去就情報をアップデート。これによると、タイ3部カスタムズ・ユナイテッドFCのコーチに就任する可能性が浮上。現在交渉中だというが、このまま現役引退の可能性も考えられる。

 福岡の下部組織出身であり、ロアッソ熊本、FC岐阜、G大阪、大分トリニータ、浦和と渡り歩いた田中。J1通算117試合出場で14ゴール、J2通算95試合出場で11ゴールという実績を持ち、タイ挑戦1年目でも結果を残したが、本人がどのような決断を下したのか注目が集まるところだ。

 なお、カスタムズ・ユナイテッドFCには、かつて2008年から10年までDF木場昌雄(元G大阪、福岡)が在籍。2024/25シーズン開幕前に日本の『TOKO Trading Group』とパートナーシップ契約を結ぶと、2025年1月まで後藤圭太氏がチームを率いていた。