ジュビロ磐田 写真:Getty Images

 ブラジル1部ECヴィトーリア所属のブラジル人FWグスタボ・シルバは、2025年夏のJリーグ移籍が決定的と報じられているが、ジュビロ磐田が同選手を獲得する見込み。本人はすでに日本に向かっているという。

 ブラジルの移籍市場に詳しいフェリペ・シウバ記者は20日に「グスタボは日本のクラブからオファーを受け、ECヴィトーリアを退団する」と報道。完全移籍であることも伝えていた。

 すると、同記者は21日になって「グスタボは磐田からオファーを受けた。このJ2クラブは完全移籍で獲得」とリポート。磐田移籍後もヴィトーリアがグスタボの保有権の一部を保持することもあわせて報じている。

 現在27歳のグスタボは、身長168cmと小柄ながらも、右利きでスピード豊かなウインガー。2019年1月にコリチーバからコリンチャンスへ移籍して以降、3度にわたる期限付き移籍を経て、2020年8月にコリンチャンスへ復帰。2022年に膝の靭帯損傷という大怪我を負い、1年近く戦列を離れると、2023年8月に復帰した後は出場機会が減少。2024シーズンはブラジル1部リーグ戦で3試合のスタメン出場にとどまり、同年8月にECヴィトーリアへ移籍している。

 そのECヴィトーリアでは加入直後からコンスタントに先発出場。2025シーズンはここまでリーグ戦10試合の出場で2アシストを挙げ、コパ・スダメリカーナのグループステージでも全6試合でプレーしていた。

 磐田は2025年夏の移籍ウィンドウで外国人選手を複数名獲得する見込み。すでにオランダ1部NACブレダからベルギー人DFヤン・ファン・デン・ベルフを獲得しているほか、スパルタ・ロッテルダムで日本代表MF三戸舜介のチームメイトであるノルウェー人FWトビアス・ローリッセンにも関心を寄せているという。

 くわえてタイ『ボールタイ』によると、タイ1部ムアントン・ユナイテッドFCから獲得したタイ代表FWポラメート・アヴィライは、21日に日本へ向けて出発。グスタボと同じく、今週中に来日予定とみられる。