
プレミアリーグのアーセナルがラ・リーガのレアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴの獲得に再び関心を示しているようだ。アメリカで開催されているFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)2025終了後の同選手の動きが注目されている。
ロドリゴは2024/25シーズン後半からゴールやアシストの面で伸び悩んでおり、リーグ戦では第20節以降でゴールを奪えておらず、わずか1アシストの成績にとどまった。
スペインメディア『Football España』によると、この不振により、マドリードのクラブ内ではロドリゴ放出の可能性も含めて将来に対する懸念が強まっているとのことだ。ロドリゴ本人はマドリードのシャビ・アロンソ監督に残留の意思を伝えており、クラブW杯では起用される見込みだが、最終的な去就は未定のようだ。
そして同メディアは、アーセナルがロドリゴへの関心を再燃させた背景として、ラ・リーガのバルセロナが同リーグのアスレティック・ビルバオのFWニコ・ウィリアムズの獲得に本腰を入れたことで、アーセナルがウィリアムズの獲得を断念し、ロドリゴにターゲットを切り替えたためとされている。
ただしロドリゴのアーセナルへの移籍実現の障壁として金銭面での問題が挙げられている。マドリードがロドリゴの放出を容認した場合、その推定移籍金額は7,500万ユーロ(約124億8,576万円)前後と言われているが、アーセナルは支払う用意があるようだ。
一方で、ロドリゴの年俸については調整が必要とみられている。様々な報道によれば、ロドリゴは移籍に際して、アーセナルに年俸約1,200万ユーロ(約20億1,264万円)を求めているようだが、この金額は同クラブ内でもトップ5に入る高水準となり、受け入れるには調整が必要となるようだ。