マチェイ・スコルジャ監督 写真:Getty Images

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督には、FIFAクラブワールドカップ開催期間中もポーランド代表監督就任の可能性が報じられている。ポーランドサッカー協会(PZPN)が招へいに向けて動いているが、指揮官には浦和での仕事を優先する意向があるという。

 PZPNのツェザリー・クレシャ会長はクラブW杯視察のため、18日までアメリカに滞在。一部ではスコルジャ監督に近い関係者に接触した可能性も伝えられていた。すると『Przegląd Sportowy』は18日、PZPNが浦和に対して150万ユーロ(約2億5,200万円)の補償金を支払う準備ができていると報じた。

 またクレシャ会長は『WP SportoweFakty』のインタビューに対応。現浦和指揮官と面会し、ポーランド代表監督の就任を要請したことを明かしたほか、「スコルジャは海外での経験、代表チームを率いた実績、(ポーランド1部リーグ、AFCチャンピオンズリーグ優勝等)これまでのキャリアで成し遂げたことを踏まえると、彼は我々のナンバーワンだ」と絶賛。すでにオファーを提示したが、現在は回答待ちだという。

 しかし、ポーランド人記者のマテウシュ・ボレク氏は「彼は浦和のオーナーとの約束を守りたいと考えている。ポーランド代表招へいは難しい」とリポート。浦和との関係を重視し、PZPNからのオファーを拒否した可能性があるという。

 なお、ポーランド『interia sport』が伝えたところによると、スコルジャ監督と浦和の契約は2026年まで残っているという。22日未明にインテル戦を控えるなか、指揮官の決断に注目が集まっている。