20日13時より緊急の記者会見を開き、TOKIO・国分太一の『ザ!鉄腕!DASH!!』降板について説明した日本テレビ・福田博之社長。
異例の素早い対応となったが、SNS上では前例となる『セクシー田中さん』の問題を引き合いに出す声が少なくなかった。
■緊急会見を開催
すでに大きく報じられているように、国分は過去のコンプライアンス違反を理由に芸能活動を休止し、『鉄腕DASH』を含む全ての出演番組を降板。
日テレは20日午前に降板を文書で正式発表し、これに合わせて福田社長は囲みの記者会見を行った。
■スピーディーだった一方で…
一部メディアにて活動休止が報じられたのは未明だったが、日テレの降板正式発表から会見までは10時間ほどと、今回の対応は極めてスピーディーであったと言える。
しかし、SNSでは反発の声も…。理由となったのは、『セクシー田中さん』原作者の自殺をめぐる一連の“対応の差”だ。
■問題から会見まで4ヶ月
同作は漫画原作ドラマとして2023年10月期に日テレ系で放送されたが、原作者の芦原妃名子さんは、原作に忠実にするという日テレ側との約束が反故にされたことなどをSNSに投稿。
これで日テレ側に批判が集まると、最終回から1ヶ月ほど経った2024年1月28日に芦原さんが自殺。日テレは2月に調査チームを発足させた。
しかし、その後は、当時の社長が定例会見で言及する程度。調査チームによる記者会見は5月末にようやく実現し、生中継もなかった。
■「言えないことばかりの会見やるぐらいなら…」
『セクシー田中さん』問題の会見が一向に開かれなかった一方、今回の会見は異例の早さで開催されたため、SNSには両者を比較した批判の声が相次ぐ事態に。
「自社のときはスルーで世間が忘れるまで放置、生けにえにできるタレントがいればとっとと会見行うって…」「こんな言えないことばかりの会見やるぐらいならセクシー田中さんのときなんでしなかったの」「コンプラ違反は徹底的にやるがセクシー田中さんには沈黙の悲しき過去」などと波紋が広がっている。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)