清水エスパルス 写真:Getty Images

 ブラジル1部ECヴィトーリア所属のブラジル人FWグスタボ・シルバは、2025年夏のJリーグ移籍が決定的に。同選手のエージェント会社の関係者は以前、清水エスパルス幹部と接触していた。

 現在27歳のグスタボは、身長168cmと小柄ながらも、右利きでスピード豊かなウインガー。2019年1月にコリチーバからコリンチャンスへ移籍して以降、3度にわたる期限付き移籍を経て、2020年8月にコリンチャンスへ復帰。2022年に膝の靭帯損傷という大怪我を負い、1年近く戦列を離れると、2023年8月に復帰した後は出場機会が減少。2024シーズンはブラジル1部リーグ戦で3試合のスタメン出場にとどまり、同年8月にECヴィトーリアへ移籍している。

 そのECヴィトーリアでは加入直後からコンスタントに先発出場。2025シーズンはここまでリーグ戦10試合の出場で2アシストを挙げ、コパ・スダメリカーナのグループステージでも全6試合でプレーしていたが、シーズン途中で退団するという。

 ブラジルの移籍市場に詳しいフェリペ・シウバ記者は20日に「グスタボは日本のクラブからオファーを受け、ECヴィトーリアを退団する」とリポート。「彼は近日中に新チームと契約するため、日本へ向かう予定だ。完全移籍となる」と伝えている。

 そのグスタボのエージェントである『LEFT Sports』は、FWラファエル・ハットン(セレッソ大阪)、MFエドゥアルド(ジェフユナイテッド千葉)、MFジャン・クルード(横浜F・マリノス)ら複数の外国人Jリーガーのエージェント業務も担当。同社の関係者であるレオナルド氏は2025年3月12日、インスタグラムで清水のクラブハウス訪問を報告。清水幹部と会談したとみられる。

 フェリペ記者はグスタボの移籍先のクラブ名を明かしていないが、レオナルド氏の動きをもとに、清水が移籍先である可能性も考えられる。