
かつて松本山雅FC、サガン鳥栖に在籍していたFW横山歩夢は、バーミンガム・シティFCからベルギー1部KRCヘンクのリザーブチームであるヨング・ヘンクへの期限付き移籍期間が6月30日に満了を迎えるが、現時点でも去就は不透明だという。
ベルギーメディア『Het nieuwsblad』では、5月27日にヘンクのディミトリ・デ・コンデSD(スポーツディレクター)のインタビュー記事が掲載。これによると、同SDは2025年夏のプレシーズンの構想について「(ヨング・ヘンクにいる)横山と吉永夢希がトップチームの練習に帯同する」とコメントした模様。横山の残留を示唆したものの、バーミンガム復帰の可能性もあるという。
英メディア『バーミンガム・メール』は6月14日、横山の去就を特集。バーミンガムとの契約が2027年6月まで残っていることを伝えた上で、同クラブの意向についてこう綴っている。
「バーミンガムが彼に見切りを受ける時期ではないと判断した場合、再び期限付き移籍により放出する余裕はある。横山の未熟なスキルは否定できないものであり、バーミンガムはまだ彼に別れを告げたくないかもしれない。クリス・デイヴィス監督がもう一度評価するために、プレシーズンで呼び戻す可能性もあるが、指揮官の構想に含まれているのか、現時点で見極めるのはほぼ不可能だ」
現在22歳の横山は、松本在籍時の2022シーズンにJ3リーグで2桁ゴールを挙げたほか、鳥栖在籍時の2024シーズンにはJ1リーグで5得点。2024年夏にバーミンガムへ移籍したが、2024/25シーズンはイングランド3部リーグで10試合の出場にとどまった。
イングランド3部リーグ戦で出場機会に恵まれず、2025シーズン途中でヨング・ヘンクへ期限付き移籍すると、ベルギー2部リーグ9試合の出場で1ゴールをマーク。しかし、ヨング・ヘンクは3部降格という結果に終わっている。