
J1最下位の横浜F・マリノスは、6月18日付けでパトリック・キスノーボ監督を解任。一部で川井健太氏との交渉破談が報じられた後、大島秀夫ヘッドコーチが代行指揮を執ることになるなど、チーム状況が芳しくない中、アジアサッカー連盟(AFC)から罰金処分を科せられている。
AFCが6月19日に公式発表した内容では、横浜FMはAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準々決勝アル・ナスル戦の前日、同協会の定めた予定時刻より早く公式練習を開始。冒頭15分間の練習公開が全てのメディアに対して承認されていたにもかかわらず、メディアに公開されなかった。これがACLEの大会運営規定に違反とみなされ、横浜FMには1万ドル(約145万円)の罰金を科している。
サウジアラビアでの集中開催前、横浜FMは4月18日付けで元イングランド代表アシスタントコーチであるスティーブ・ホーランド監督を解任。当時ヘッドコーチだったキスノーボ氏を内部昇格させた直後のACLE再開だったが、準々決勝ではFWクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルに1-4で敗れている。
横浜FMはACLEグループステージを6勝1分1敗で終了も、途中撤退した山東泰山との一戦が無効に。ベスト8まで勝ち上がったことにより、リーグステージ参加ボーナス、ラウンド16進出ボーナス、準々決勝進出ボーナス、それにリーグステージでの勝利ボーナス合わせて200万ドル(約2億8,800万円)を手に入れていた。