元横浜大洋ホエールズの高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。交流戦に入り7連敗を喫した阪神タイガース・藤川球児監督の起用法を疑問視した。

■藤川監督の采配を疑問視

高木氏が交流戦で7連敗した阪神について解説した今回の動画。そのなかで、藤川監督が佐藤を外野に回し、これまで入っていたサードにラモン・ヘルナンデスを起用したことが取り上げられる。

同氏は「ポジションの変更だとか、いろんなことはあまりやらないほうがいい。落ち着いてやったほうがいい」と起用法を疑問視した。

■固定したほうが結果はいい?

出演者の森藤恵美がリーグ戦に戻った場合の起用法を質問すると「ヘルナンデスが良ければこのまま行く」と予想する。

一方で、「岡田彰布監督は固定で優勝した。その前の矢野燿大監督はいろいろ流動的に使って優勝できなかった。ヒントはここらへんにあるんじゃないのかなと、俺は思うけど」と語った。

■佐藤の内野起用を提言

現在外野で出場している佐藤には「サトテルはサードで使ったほうが緊張感は持続できると思う。それが俺はバッティングを向上させる1つの理由だと思う」と持論を展開。

続けて「俺は内野と外野両方やったことがあるけど、外野だとどうしても内野の緊張感は保てない。今年は内野でやったほうがいいんじゃないかなというような気はするけどね」と提言していた。

■18日のロッテ戦に勝ち連敗ストップ

近畿大学時代から三塁と外野を経験していた佐藤選手は、矢野監督が指揮を執っていた2021~22年はおもに外野で出場。岡田前監督が就任した23~24年は三塁で固定され、外野を守ることはなかった。

昨年はサードでのエラーが相次ぎ、ファンや一部解説者から外野コンバート論が上がっていた。実際、外野に起用されてからは失策をしておらず、「守備の負担が減ることで打撃に集中できる」という声も。

一方でOBの掛布雅之や高木氏など一部解説者などからは「サードで起用するべき」という意見があり賛否両論となっている。

なお阪神は18日の千葉ロッテマリーンズに勝ち、連敗は7でストップ。佐藤は4番ライトで出場し、ホームランを放った。