
ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属する日本代表FW久保建英の同僚でスペイン代表のMFマルティン・スビメンディが、今夏の移籍市場における注目の存在となっている。以前から複数クラブが関心を示していたなか、いよいよその去就が決着を迎える見通しだ。
UKメディア『Daily Star』の6月20日付けの報道によると、スビメンディは現在ロンドンに滞在しており、アーセナル移籍に向けた最終交渉を行っているようだ。契約解除条項は6,000万ユーロ(約100億1,102万円)とされており、アーセナルはこれを支払う意向で交渉を進めてきた。同選手は代理人とともに現地入りし、北ロンドンのクラブとの詳細な取り決めに臨んでいるという。
ラ・リーガのレアル・マドリードもスビメンディに好意的だったが、今夏の獲得には踏み切らない方針を固めたようだ。一方、昨2024年夏にはプレミアリーグのリバプールも関心を寄せていたが、スビメンディ自身がアンフィールド行きを拒否したと伝えられている。
2024/25シーズンのアーセナルは、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝進出とプレミアリーグ2位という成績を残したが、シーズンを通じて負傷者が続出。MFジョルジーニョの今夏のフラメンゴ移籍とMFトーマス・パーティの契約満了も重なり、中盤の再編が急務となっている。なお、クラブはパーティとの契約延長に向けた交渉も行っている。
スビメンディは2024/25シーズンのリーグ戦で36試合に出場し、2ゴール2アシストを記録している。今後、アーセナルはストライカーの補強にも着手する見込みで、来2025/26シーズンに向けて更なるチームの底上げを図る見込みだ。