その後、明らかな時合が到来。周囲でも次々とヒットが続き、気づけば多くのアングラーがセットアッパーをキャストしていた様子。まさに「セットアッパー祭り」だった。
同行者は着実に釣果を伸ばす一方、筆者は2バラシで悔しい展開に。しかし、午前の部で見切りをつけて帰る釣り人が増えるなか、筆者たちは夕マヅメにかけて粘る作戦を決行することにした。
16時20分頃、再び回遊の気配。同行者はセットアッパーで6本目をキャッチ。筆者はまたしてもバラしてしまい、「今日は1本で終わるか……」と諦めかけたそのとき……16時35分、着水から28巻き目でガツンと来た。
しっかりフッキングした2本目を無事ランディング。胸の高鳴りを感じながら、岸和田一文字を後にした。
この日以降も、岸和田一文字では安定してハマチが釣れ続けているという。「次こそはブリクラスも」と期待を胸に、再調査を誓った。

実釣動画
<夕日とぼうず/TSURINEWSライター>