小杉啓太 写真:Getty Images

 湘南ベルマーレ下部組織出身のU20日本代表DF小杉啓太は、スウェーデン1部ユールゴーデンIFからFIFAクラブワールドカップ参戦のパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍する可能性が報じられているが、他クラブも獲得リストの上位候補にリストアップしているという。

 5月から6月上旬にかけて、日本代表FW前田大然、MF旗手怜央擁するセルティックやPSG、それにアタランタ、ベンフィカ、フェイエノールト、AZアルクマール、サンダーランド、ニューカッスル・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレスト、ニースからの関心も報じられていた小杉。19歳ながらも、ユールゴーデンでレギュラーに定着しているだけに、ステップアップ移籍が期待されている。

 また、フランス『FOOT SUR7』は6月18日に「彼はPSG加入で合意」とリポート。個人合意に達したとみられるほか、クラブ間交渉も継続中。クラブW杯終了後に進むとみられるほか、記事では「PSGが好条件のオファーを提示すれば、小杉はパリへ渡ることになる」と綴られている。

 PSG移籍に近づいている可能性がある一方、アタランタも小杉の獲得を狙っている模様。イタリア人ジャーナリストのフィリッポ・マッジ氏は19日、アタランタの補強戦略に注目。「ダヴィデ・ザッパコスタがコンスタントにスタメン起用された左ウイングバックで、後継者の育成を模索している」とした上で、後継者の有力候補に小杉とベルギー代表DFディエゴ・モレイラ(チェルシー)の名前を挙げている。

 アタランタの下部組織出身であり、チェルシーやローマ等への移籍を経て、2021/22シーズンから同クラブのトップチームでプレーしているザッパコスタは、2023/24シーズンのUEFAヨーロッパリーグ制覇に貢献。2024/25シーズンもセリエAで26試合、UEFAチャンピオンズリーグ8試合でスタメン出場するなど主力選手として活躍しており、イタリア代表にも招集されているが、33歳と若くない。