
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督には、FIFAクラブワールドカップ開幕前からポーランド代表監督就任の可能性が取りざたされている。FWロベルト・レバンドフスキとの確執が表面化して辞任に追い込まれたミハウ・プロビエシュ監督の後任候補に挙がる中、浦和とスコルジャ監督の一部契約内容が報じられている。
スコルジャがポーランド代表監督に就任する可能性を巡っては、ポーランド『sport』が14日、クラブW杯視察でアメリカに滞在しているポーランドサッカー協会のツェザリー・クレシャ会長が、スコルジャ監督との面会を希望していると報じている。また『weszlo』は17日、同会長のアメリカ滞在期間が18日までであることを伝えた上で、「会長はスコルジャがポーランド代表監督に最適な候補者と考えている」と伝えている。
しかし、ポーランド『interia sport』は18日に「クレシャ会長はスコルジャ監督とつねに連絡を取り合っているが、両者は複数回会っているが、最初の面談はあまり良い雰囲気ではなかった」と報道。「スコルジャはこのオファーを断ったわけではなく、検討しているところ」と、ポーランド代表監督就任の可能性が残っていることを強調した一方で、「スコルジャと浦和の契約は2026年まで残っている。この事実がポーランド代表行きをより困難なものにしている」と、両者の契約内容を報じている。
ポーランド代表は北中米W杯欧州予選では4試合を終えて3勝1敗だが、レバンドフスキが「(ミハウ・プロビエシュ)監督への信頼を失った」などとSNSで投稿し、代表招集拒否を表明。絶対的ストライカ-と指揮官の関係悪化が明らかになり、監督交代を余儀なくされている。
なお『interia sport』によると、ポーランド代表の次期監督候補には、スコルジャの他にミロスラフ・クローゼ(現ニュルンベルク監督)やカルロス・ケイロス(元名古屋グランパス監督)の名前も挙がっているという。