「武庫川女子大学が共学化へ」そんなニュースが先日報道され、「えっ、武庫女が?!」とにしつー読者さんからも続々と情報提供が届き、先日に記事にしました〜

武庫川女子大学が共学になるみたい。2027年度から

2025年6月18日

そこで今回は、じゅくシェルパ・谷さんに登場していただきます。

谷さんは教育業界歴25年超、西宮の学校・塾事情を知り尽くした受験ナビゲーター。年間300件を超える進路相談を受けるプロの視点で、今回の共学化が持つ意味や女子校の今後について解説してもらいました〜

谷さん
全国ニュースにも取り上げられ、女子大学業界に大きなインパクトを与えています。いわゆる「女子校離れ」が進む中でも、武庫川女子大学は定員充足率95%を維持していましたが、より多様な学びの場を提供すべく共学化を決断した形です。

女子大トップクラスの実績、それでも共学へ

武庫女って就職強いし、一級建築士の合格率も女子大で全国1位と聞いたことがあるんですけど?

谷さん
おっしゃるとおりです。教員養成や建築士養成で高い評価を受け、女子大の中では就職実績もトップクラスでした。それでも少子化や女子校志望者の減少を見据え、「男女を問わず専門性を磨ける大学」へと舵を切ったわけですね。

甲子園短期大学は募集停止 短大業界にも逆風

そういえば甲子園短期大学も2026年度から学生募集止めるってニュースありましたよね
谷さん
はい。今年2月に発表され、短期大学が女子教育の要として築いてきた役割にも変化が生じています。進路選択の幅が狭まる懸念は確かにありますね。

甲子園短期大学が2026年から学生募集を停止

2025年2月25日

附属中高は女子校を継続 同校ならではの魅力も健在

武庫川女子大の附属の中高は女子校のままですよね?
谷さん
はい、そのまま女子校として運営される予定です。昨年私が訪問した際、女子校特有の主体的に学べるカリキュラムが非常に魅力的でした。男子校・女子校には共学とは異なる教育価値があると改めて感じています。

選択肢が減る?女子校と共学の共存がカギ