
横浜F・マリノスは6月18日付けでパトリック・キスノーボ監督を解任。一部で川井健太氏との交渉破談が報じられた後、大島秀夫ヘッドコーチが代行指揮を執ることになったが、横浜FMサポーターである元サッカー選手はクラブの決定に納得していないようだ。
横浜FMは2025シーズン序盤から残留争いを強いられる中、4月18日付けで元イングランド代表アシスタントコーチであるスティーブ・ホーランド監督を解任。当時ヘッドコーチだったキスノーボ氏がしばらくチームを率いていたが、AFCチャンピオンズリーグエリートでの戦いを終えた後も浮上のきっかけをつかめず。FWエウベル、MF井上健太など一部選手の起用法を巡り様々な声が上がるなか、5月には安達亮コーチや松永成立GKコーチがチームを去っている。
6月に入っても天皇杯2回戦でラインメール青森に敗れるなど、不甲斐ない戦いが続いている横浜FMだが、ホーランド監督解任から2か月後に再び監督交代。これについて、かつてFC今治でプレーしていたやすたか氏はXで「ホーランド支えるためのキスノーボだったから本来なら2人一緒に解任されるべきだった」と主張。大島秀夫ヘッドコーチの暫定監督就任に理解を示しつつも、「未経験者に監督させるチャレンジは良いと思うけど一手遅れている」と指摘した。
大島氏は現役時代に横浜FMやアルビレックス新潟、モンテディオ山形などJリーグ複数クラブでプレー。2016シーズン限りで現役を引退すると、2017年から横浜FMユースチームのコーチに。2021年からトップチームのアシスタントコーチを務めており、2025年5月にはキスノーボ監督の就任に伴い、ヘッドコーチに昇格していた。
アンジェ・ポステコグルー、松永英機、ケヴィン・マスカット、ハリー・キューウェル、ジョン・ハッチンソンと様々な監督のもとでコーチを務めてきただけに、多くのノウハウを吸収している可能性も考えられる。