マンチェスター・シティ 写真:Getty Images

 プレミアリーグのマンチェスター・シティが6月19日に行われたFIFAクラブワールドカップ2025の初戦でモロッコ1部のウィダード・カサブランカを2-0で破った。

 この試合、シティのMFフィル・フォーデンが開始わずか2分で先制点を決め、42分にはFWジェレミー・ドクが追加点を挙げ、危なげなく勝ち点3を獲得した。またこの勝利により、シティは150万ポンド(約3億円)の賞金を獲得した。

 クラブW杯では、グループステージの勝利1回につき150万ポンドの賞金が設定されている。引き分けの場合でも80万ポンド(約1億5,677万円)が支払われる。大会全体の賞金体系は段階的に設定されており、ラウンド16進出で580万ポンド(約11億3,487万円)、準々決勝進出で1010万ポンド(約19億7,623万円)、準決勝進出で1620万ポンド(約31億6,979万円)、決勝進出で2320万ポンド(約45億3,946万円)、そして優勝すれば3000万ポンド(約58億7千万円)が支払われる。

 興味深いことに、この勝利給150万ポンドという金額は、シティのエースでノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの週給52万5000ポンド(約1億268万円)の3週間分にも満たない。プレミアリーグのチェルシーが2024/25シーズンのUEFAカンファレンスリーグ優勝で獲得した590万ポンド(約11億5,393万円)と比較すると、今大会のラウンド16進出チームに支払う580万ポンドとほぼ同額である。

 一方、敗れたカサブランカの史上最高額移籍選手の移籍金が約130万ポンド(約2億5,428万円)であることを考えると、同クラブにとって、もし引き分けでも80万ポンドを獲得していれば非常に意味のあるものとなっていたようだ。