属人的な判断に頼らず、社会全体で取引先の安全性を確認しやすく
すでに多くのセキュリティ関連サービスが存在するなか、既存サービスとの違いや強みは何なのか。
「既存のセキュリティ評価サービスは、個社ごとに都度実施されることが基本ですが、取引先企業のセキュリティ評価情報を第三者が評価し、評価情報をデータベース化する点が『Assured企業評価』の特異性だと考えています。各企業が個別の評価指標を用いるのではなく、Assuredが統一した評価指標を提供することで、属人的な判断に頼らず、社会全体で取引先の安全性を確認しやすくなります。また、独自特許により、情報開示側(評価対象企業)が自ら情報開示をコントロールできるため、企業はこれまで開示しづらかった詳細なセキュリティ情報も安心して提供しやすくなります。これにより、より深い、正確な情報の蓄積が可能になります。
・導入企業が得られるメリット (1)取引先のセキュリティ対策状況を正確かつ迅速に把握 クラウドサービスのセキュリティ評価を通して蓄積されたノウハウや独自特許(特許14件保有/セキュリティ評価の仕組みに関する特許件数)を活かし、取引先企業の正しいセキュリティ情報を取得します。専門チームによる評価情報をデータベース化することで、最新のセキュリティ情報を迅速に把握することが可能です。
(2)セキュリティ担当者の業務負荷を大幅に軽減 取引先企業とのやり取りをAssuredが担うことで、社内外にまたがる煩雑なコミュニケーションを大幅に削減します。
(3)社会共通のセキュリティ評価指標による、スムーズな取引判断 各社それぞれのセキュリティ評価指標ではなく、Assuredが統一した指標を提供することで、属人的な判断に頼らず取引先企業の安全性を確認し、取引判断が可能です」
Visionalグループとして、サイバーセキュリティ領域をHRTechに次ぐ第二の柱とするべく、積極的な投資を行っていくという。
「Assuredの販売戦略としては、これまでのクラウドサービスのセキュリティ評価『Assured』の利用企業(セキュリティ意識の高い企業)に積極的に『Assured企業評価』を提案し、さらに製造業、建設業、小売業など、多数の取引先を抱え、企業評価の必要性が喫緊の課題となっている業界にもアプローチを広げていきます。直販体制により、お客様が抱える課題を直接ヒアリングしながら、お客様の本質的な課題解決につなげていきたいと考えています」
(文=BUSINESS JOURNAL編集部)