鈴木彩艶 写真:Getty Images

 プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーが今夏の移籍市場で新たなゴールキーパーを探しており、その補強候補の一人としてセリエAのパルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶の名前が挙がっているようだ。

 UKメディア『TBR Football』の6月18日の報道によると、トッテナムは、2024/25シーズンにおける同クラブのGKグリエルモ・ビカリオの不安定なパフォーマンスに対する懸念から、新守護神の補強を視野に入れているという。

 ビカリオは過去1年で好不調の波が激しく、セリエAのACミランへの移籍報道も浮上している。クラブの幹部は今夏の売却も視野に入れており、それに伴い後任候補の選定が進められている。

 補強リストには複数の選手名が挙がっており、プレミアリーグに昇格したバーンリーのGKジェームズ・トラフォード、リーグ・アン・トゥールーズ所属のGKギヨーム・レステ、同リーグのリール所属のGKリュカ・シュバリエ、セリエAのアタランタ所属GKマルコ・カルネセッキなどに加え、鈴木もターゲットの一人として注目されている。

 鈴木は2023年夏にベルギー1部・シント=トロイデンからパルマに移籍して以降、セリエAで安定したパフォーマンスを見せている。2024/25シーズンではリーグ戦全38試合中37試合に出場し、8度の無失点試合を記録。53失点という数字にもかかわらず、各方面から高く評価されており、ヨーロッパの複数クラブがその成長ぶりに注目している。

 トッテナムはまだ獲得候補を絞っておらず、複数のGKを同時にリストアップした上で、今後の市場動向を見極めるとみられている。ビカリオが退団した場合、誰がその後任に就くのかが注目される。