
マインツ所属MF佐野海舟は、6月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で日本代表に復帰した際、鹿島アントラーズ退団後に不同意性交の容疑で逮捕された過去で再び話題に。Jリーグクラブ関係者から指摘を受けている。
興國高校監督時代にFW古橋亨梧(セルティック)らを輩出した内野智章氏(現奈良クラブ・ユースコーチ兼テクニカルダイレクター)は6月15日までにYouTubeチャンネルを更新。佐野の今後について語っているが、同氏は 「サッカー選手としては間違いなく代表に呼ぶべき選手だと思いますし、謙虚さを失わなければ、まだ若いのでどんどん成長していくと思います」とコメント。マインツの主力選手として活躍し、走行距離でブンデスリーガ1位の数値を叩き出しただけに、いちサッカー選手としては高く評価しているようだ。
そんな佐野は鹿島からマインツへの完全移籍が正式決定した直後の2024年7月に不同意性交の容疑で逮捕。わずか数週間後に不起訴処分となったが、2025年6月の代表復帰の際には、報道陣の前で謝罪している。
内野氏は不同意性交の容疑で逮捕された過去への直接的な言及こそ避けたものの、 「オフザピッチでのリスクマネジメントという部分では…田舎の高校からいきなり都会のJリーガーになってしまったという部分で学ばないといけない部分もある。自分の立場をわきまえて、どのような人たちとどのように付き合うのかというのは、彼がひとりの大人として成長しないといけない部分」と指摘している。
その上で、同氏は様々な人々から聞いた話として、「彼は真面目だが、社会的勉強と言われるような知識が少ない。気がつけばトラブルに巻き込まれていたというような側面がある」と語ると、「今後も自覚と責任を持って行動しないといけない。その辺が世の中に認められたら、間違いなく日本代表の中心選手になる。そうなるために、日本国内に向けてもできることを発信していかないといけないと思う」と、日本代表の主力選手として活躍するための条件について私見を述べた。