首元をひんやり冷やしてくれる「ネッククーラー」。あるとないとでは、夏の快適さが段違いです。

今年の夏も大活躍すること間違いなしですが、物によっては“思わぬトラブル”に発展するおそれがあります。

■液漏れで「肌トラブル」の可能性も

ネッククーラー
(画像=『Sirabee』より引用)

真夏並みの猛暑日が続出する中、熱中症対策に効果的なネッククーラーですが、“液漏れ”によって肌トラブルが発生することもあるようです。

18日放送の『THE TIME,』(TBS系)では、「去年買ったネッククーラー使おうとしたら液漏れしてた」「アイスリング、液漏れしてて子供の首のかぶれがすごい」とSNSの声を取り上げ、消費者庁の呼びかけを紹介しました。

■消費者庁が注意喚起

消費者庁は「冷感グッズによる皮膚障害に注意!」と呼びかけ、ネッククーラーの内容物が漏れ出して皮膚にかかり、皮膚炎を起こした事例を紹介しています。事故があった冷感グッズの注意点は以下の2つです。

・脱着するたびに同一箇所で繰り返し大きく変形するので、継続使用すると変形箇所で破損し、内容物が漏れ出ることがある。

・内容物の表示がなく、皮膚への安全性が確認されていない商品がある。

ネッククーラーは、繰り返し使ううちに同じ部分が変形して劣化が進みやすくなります。使用前に、柔らかくなっている部分から液漏れがないかを確認しましょう。

また、炎症が発生した場合は速やかに医療機関を受診してほしいと呼びかけています。

■正しく使って、夏をもっと快適に

『THE TIME,』によれば、夏になると液漏れによる肌荒れ症状を訴える患者が増えるといいます。液体が肌に触れた場合は、ティッシュで拭き取ってからすぐに洗い流すことが重要とのことです。

ネッククーラーは非常に便利な一方で、正しく使うことが重要です。とくに去年のものを使う前には、念のため液漏れがないかをしっかりチェックしておきましょう。

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(文/Sirabee 編集部・二宮 新一