アンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

 横浜F・マリノス所属のブラジル人FWアンデルソン・ロペスは、シンガポール1部ライオン・シティ・セーラーズFCへの移籍が濃厚と報じられている。そのロペスがSNSで近況を報告している。

 同選手は6月18日にインスタグラムを更新。元横浜FM監督であり、現在ジュビロ磐田を率いているジョン・ハッチンソン氏とのツーショット写真をアップした上で、「good to see you Boss」(ボスに会えて嬉しいよ)と綴っている。

 このSNS投稿で自身の去就に関する言及はない。しかし、海外移籍報道が事実だとすれば、日本を離れる前に2024シーズンまで横浜FMでともに戦った恩師に挨拶を済ませた可能性も。ハッチンソン氏は2024年に横浜FMのヘッドコーチを務め、7月からハリー・キューウェルにかわり指揮していたが、ロペスは同シーズンにJ1リーグ戦で24ゴールを挙げ、得点王に輝いている。

 そのロペスは、2024シーズン終了後に横浜FMと契約更新で合意しているが、同選手のエージェント会社は2027年までの3年契約締結を明らかにしている。2025シーズンはスティーブ・ホランド前監督やパトリック・キスノーボ監督の戦術の中で持ち前の決定力が発揮できない状況となっているが、契約年数が2年以上残っていることを踏まえると、横浜FMに相応の移籍金が支払われる可能性が考えられる。

 2025年4月の浦和レッズ戦後、監督の起用法や采配等に対して不満と解釈可能なコメントを残したことで一時注目を浴びていたロペス。J1最下位に沈むなどクラブが混迷を深めている中での、ハッチンソンとの再会は何を意味するのだろうか。