
ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)は、すでにDF小川諒也(鹿島アントラーズ)、FW小森飛絢(浦和レッズ)の退団を公式発表。日本代表MF藤田譲瑠チマなど複数の日本人選手にも移籍の可能性があるという。
ベルギー『voetbalnieuws』は6月18日、STVV所属選手の去就を特集。これによると、日本人選手では、2026年6月まで契約を残しているDF谷口彰悟、GK小久保玲央ブライアンの残留が決定的であるほか、移籍の可能性が取りざたされていたMF伊藤涼太郎についても「2025/26シーズンも間違いなくSTVVでプレーする」と伝えている。
一方で、VfBシュツットガルトをはじめ複数クラブからの関心が報じられている藤田に関しては「STVVは動向を見守るしかない。移籍すれば、数百万ユーロの移籍金を受け取ることになる」と、ステップアップ移籍の可能性が高い模様。国外移籍となれば、古巣の横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、徳島ヴォルティスに連帯貢献金が支払われる見込みである。一方、記事ではMF山本理仁の去就に触れられていないだけに、移籍の可能性も考えられる。
伊藤と山本の去就を巡っては、『Voetbal』は5月9日の時点で「彼らとSTVVの契約は来シーズン終了まで残っている」と契約内容の一部を報じた上で、「来シーズンもSTVVでプレーするかどうかは分からない。伊藤はラ・リーガ移籍を強く望んでおり、山本はプレミアリーグ挑戦を目標にしている」と伝えていた。
伊藤は2023年夏にアルビレックス新潟からSTVVへ完全移籍。海外挑戦1年目からリーグ戦36試合に出場すると、2024/25シーズンも32試合の出場で2ゴール3アシストと結果を残している。
東京ヴェルディの下部組織出身の山本は、2022年7月にガンバ大阪へ移籍すると、わずか1年でSTVVへ期限付き移籍。海外挑戦1年目からリーグ戦33試合に出場したが、2024/25シーズンは20試合の出場で1アシストという結果に。ベルギー国外クラブへ完全移籍する場合、G大阪や東京Vに連帯貢献金が支払われる可能性もある。