米の価格高騰で、備蓄米や輸入米への関心や需要が高まるなか、東京・台東区で魚介や食料品を販売する「吉池」の公式Xが投稿した「お知らせ」が話題となっている。
■輸入米が拡大
米の価格高騰対策として、外食産業などでも国産米と輸入米をブレンドして使用するなど、輸入米の活用が広がっている。
輸入米は、味や安全性に問題はないとされるが、輸入米の拡大で、国産米の需給や国内の農家への影響、食料安全保障への影響を懸念する声もみられる。
■「信念を持って」
そんななか、吉池の公式Xでは「日本の国の現在、そして未来のために 日本の国土の景観、保全、自然災害防止を含めて 下記のとおり信念を持って販売していません」とポスト。
添えられた画像は、店頭に掲示されたポスターとみられ、「お知らせ」として「当店は備蓄米(古古米 古…古米) 輸入米は取り扱いませんので、ご了承ください」と告知。
「日本の米作を守る 日本の農地・国土を守る 日本の食料自給率を高める 等々を鑑みての判断です。ご理解を賜りたくお願い申し上げます」とつづられている。
■「素晴らしい」「信頼出来る」の声
同店の報告に、ユーザーからは「素晴らしいお考えです」「身近に信念をもったスーパーが現れるとは」「本当に信頼出来るお店です。お値段高くても全然OKです」「毅然とした姿勢を貫かれることに感謝しかありません」との声が。
同店の創業者が新潟県出身という縁から、新潟県産物も多く扱っており、「今回の政策は米どころ新潟県の利益に反しますからネ」「米どころ新潟県発の心意気に拍手」といったコメントもみられた。
■吉池の「お知らせ」
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)