ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が17日(現地時間16日)、約2年ぶりに先発投手として登板。試合後集まった記者陣に、DH出場時との“心境の変化”について語った。

■最速約161kmの剛速球

この日、663日ぶり(当時はエンゼルス)に実戦登板を果たした大谷。

1回限定で投げ被安打2、失点1の成績だったが、最速約161kmの速球を記録するなど、順調な仕上がりを見せた。

試合は、その後大谷自身のバッティングで同点に追いつき、4回裏にはヒットを重ね一挙5得点。3―6でドジャースが快勝している。

■想定の球速を上回る

試合後、現地メディアの囲み取材に応じ、「そこまで良い結果とは言えないですけど、今日を投げ終え、また次も投げられそうな雰囲気があることが一歩前進」と前向きに語った大谷。

その上で「なるべく95〜6(マイル=約153km)で投げたいなと思っていたのですが、試合のレベルでマウンドに行くと、(球速が)上がってしまうのかなというのがあった」と、練習時を上回る出力が自然に出たことも明かす。

■「スムーズに打席が過ごせる感じがする」

ドジャース入りして以降、DH(指名打者)として活躍を続けてきた大谷。

久しぶりの登板に「野手(出場時)よりは緊張しましたね」と吐露しつつ、「二刀流だと気持ちが高ぶる?」と聞かれると「そうですね。比較的体がずっと温まってゲームに入っている状態で今日は打席に行けていたので、感覚的にはDHよりスムーズに打席が過ごせる感じがする」とコメントしていた。

■「やっぱり投げてる姿はかっこいい」と反響

ネットでは、大谷の二刀流復活に「投球凄すぎて度肝を抜かれた」「やっぱり投げてる姿はかっこいい」「清々しい表情してた」と期待を寄せる声が続々。

一方で、この日バッティングでは4打数2安打2打点。ナ・リーグ本塁打ランキングでは首位を独走している状況に、「これはありえない話なんだけど現実の世界」「ワクワクが止まらないぜ」と興奮するファンも散見されている。

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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤