
FIFAクラブワールドカップへの関心度が低いようだ。日本時間6月18日に行われた浦和レッズ(日本)対リーベル・プレート(アルゼンチン)にくわえて、蔚山HD(韓国)対マメロディ・サンダウンズFC(南アフリカ)でもスタジアムの空席が目立ったことで話題になっている。
スペイン『アス』の報道によると、シアトルのルーメン・フィールドで開催された浦和対リーベルの観客は11,974人。同スタジアム最大収容人数の30%未満であり、メインスタンドやバックスタンドでは空席が目立った。ただ、両チームのゴール裏には熱狂的なサポーターが駆け付けており、浦和サポーターの応援は海外でもクローズアップされている。
この浦和対リーベルよりさらに注目度の低い試合は、オーランドのオーランド・シティスタジアムで開催された蔚山対マメロディだ。この一戦は落雷の危険性があるとして、キックオフ時刻が1時間程度遅れたが、『No Context Club World Cup』が伝えたところによると、キックオフ前の時点でスタジアム来場者は約100人。同スタジアムの最大収容人数は25,500人であるが、スタジアム全体で空席が目立ち、マメロディサポーターの姿はほとんど無かった。
2025年から新方式になったクラブW杯。インターネット動画配信サービス『DAZN』で全試合無料ライブ配信が実施されているほか、FIFA(国際サッカー連盟)が5000万ドル(約72億円)規模の宣伝費を投下しているが、それに見合うだけの効果は現時点で出ていない。
米メディア『ジ・アスレチック』が16日に伝えたところによると、多くの試合でチケットの売れ残りが顕著となっており、アメリカ国内の大学生に格安で販売するなど集客に苦戦しているという。