
ブラジル代表FWネイマール擁する同国1部サントスが、2025年夏の移籍ウィンドウで選手の大量入れ替えを検討している模様。MFディエゴ・ピトゥカ(元鹿島アントラーズ)にくわえて、MFジョアン・シミッチ(元名古屋グランパス、川崎フロンターレ)にも退団の可能性があるという。
サントスと2025年12月まで契約を残しているシミッチの去就を巡っては、ブラジルメディア『Bola Vip』が1月7日の時点で「日本の4クラブがシミッチの獲得調査を行っている」と報道も、選手本人は2025シーズン開幕前の時点でJリーグ移籍に興味を示していなかったという。
複数のJリーグクラブと代理人による交渉も報じられたが、2025シーズンもサントスの一員としてプレーしているシミッチ。ここまでブラジル1部リーグ戦12試合中7試合で先発出場しているが、5月中旬にハムストリングを負傷して以降は、一度もスタメンに名を連ねていない。
そんななか、ブラジル『ge』は6月16日、サントス所属選手の去就を特集。これによると、サントスは現在控え要員に甘んじているピトゥカら複数選手を放出候補にリストアップしているが、その中にシミッチも含まれているとのこと。ただ、2025年夏にJリーグクラブへ移籍する可能性については現時点で報じられていない。
現在32歳のシミッチは、2019年から2シーズンにわたり名古屋でプレーしたほか、2021年から川崎に在籍。2023シーズンもリーグ戦30試合に出場していたが、同シーズン終了後にサントスへ移籍。ブラジル復帰1年目はファビオ・カリーレ前監督のもと、ピトゥカとともに中盤センターでコンスタントにスタメン出場。主力選手として、サントスの1部昇格に貢献していた。